先月公開された Windows 7 Service Pack 1 (以下 SP1) のインストールが OS を Windows 7 に入れ替えた Eee PC 900HA で問題なく完了したため、メイン・マシンでも同様に SP1 をインストールすると、「空き容量が足りない」 と言われて失敗した。
Windows 7 は Eee PC が 32-bit でメイン・マシンは 64-bit と言う違いはあるものの、メイン・マシンの C:\ 空き容量は当時約 6.5GB。これで足りないとはどう言うことかと調べてみると、SP1、特に 64-bit 版のインストールには、7~10GB、場合によってはそれ以上と、予想を遥かに上回る空き容量が必要であることがわかった。
我が家では約 1年前に主要なマシンを Windows XP から Windows 7 に入れ替えた後も、XP 時代までの慣習で、「システム・ドライブ (通常は C:\) はなるべく小さく」 と言う方針で運用している。しかし Vista からは C:\ の使用量が尋常でないサイズに膨れ上がり、「なるべく小さく」 の定義が全く変わってしまった。
XP までは、いくつかのフォルダー (プログラム類やドキュメント等) とページ・ファイルを別パーティションに移動させれば、C:\ のサイズは 5GB もあれば十分余裕があった。しかし 7 はインストール直後は数 GB でも運用開始後にどんどん膨張して行き、「C:\ はこの程度あれば大丈夫」 と言う予測が難しい。我が家では Windows 7 への移行後、C:\ の標準サイズを 20GB としていたが、各種更新のインストールに伴って苦しくなって来たため、現在は 30GB に変更している。システム・ドライブを拡張すれば、その分ローカルのデータ用領域が減るが、重要なデータはファイル・サーバー上に置いているので、個々のマシンのディスク容量はそれほど重要ではない。とは言え巨大なシステム・ドライブは、あまり気持ちのいいものではない。
結局我が家の Windows 7 Ultimate (64-bit) 環境での SP1 のインストールには、約 7.2GB の空き容量が必要だった。幸い今回必要な空き容量は、CCleaner 一発で工面できて助かった。これでダメな場合は、HDD のパーティションを拡張しなければいけない。
Windows 上でパーティション・サイズを変更のに、僕は Windows XP 時代は有償の Disk Director を愛用していたが (当時の製品名は Disk Director Suite 9.0)、Windows 7 に乗り換えてからは、無償で使える Partition Wizard Home Edition がお気に入りだ。64-bit 環境でも正常に動作する。