我が家の CentOS 4.8 を、去る 03/03 にリリースされた 4.9 にアップデートした。我が家に 4.x 系は仮想マシン (以下 VM) 上の 1台だけで、しかもテスト用でここ数ヶ月は全く使っていなかったため、起動自体が相当に久々。眠っていた間に Puppet サーバーで加えられた変更内容を取得するのに、Puppet クライアントがフル稼動していた。
やはり CentOS の最大の強みとも言える約 7年間に及ぶ "Long term support" は、実に頼もしい。4.x 系の提供が始まったのはもうずいぶん昔のような気もするが、2012/02/29 まではメインテナンスが継続される。CentOS 4.x 最後の日まで、あと約 11ヶ月。
尚、リリース・ノートにもあるように、4.9 はインストール・メディアが提供されず、4.8 以前から yum 経由でアップデートするようになっている。「この段階で 4.x を新規インストールするヤツなんていないだろ」 と言うことかもしれないが、4.x の終焉が近づけば、最後の最後まで粘っていたサーバーで、5.x や (現時点ではまだ未リリースの) 6.x、または別のディストリビューション等への移行演習をする機会も出て来るだろう。最新の 4.x 環境を新規構築する必要に迫られた場合、気分的には ISO ファイルからクリーン・インストールできた方がいいし、時間の節約にもなるので、少々残念だ。
まァ幸いなことに、環境移行時に注意が必要になるようなハードウェアは、公私共に僕が 4.x からの移行演習をする可能性のあるサーバーでは使っていない。と言うことは全て仮想化環境上で片付くだろうから、4.x 系のテンプレート (用 VM) を作っておけば済む話ではある。