数ヶ月の紆余曲折を経て、待ちに待った CentOS 6.0 が 07/10 にリリースされた。開発チームのゴタゴタから、今後の安定的なメンテナンス継続を不安視したユーザーの一部は既に Scientific Linux へ避難してしまったし、その流れは今後も続くだろうが、これで多少は勢いが鈍るか。

CentOS がいよいよ本格的にヤバくなって来たら、僕も RHEL クローンの有力株 Scientific Linux に乗り換えるつもりだが、CentOS は長年愛用して来たディストリビューションで、ほんの僅かながら (苦笑) donate した思い入れもある。できれば崩壊せずに生き残って欲しいし、なるべく使い続けたい。

しかしそうは言っても、主力メンテナー脱退による品質への影響と、一部で囁かれる「6.0 のリリースはやっつけ」的な話は、少々気になるところ。クリティカル度の高い本番環境への投入は、しばらく様子を見た方がいいかもしれない。まァ 5.6 以前のバージョンから 6.0 へのアップグレードは「できない」とされているので、6.0 の導入はクリーン・インストールが前提になる。当然収録パッケージのバージョンが大きく変わるため、移行作業はどの道、慎重にやらざるを得ないと思うが。

さて、現在我が家では地デジ対応録画サーバー構築プロジェクトが進行中で、気が付けばアナログ放送終了の 07/24 が目前に迫っている。OS をどうするか (CentOS 6.0 を使うか否か)、今週中には決断しなければ。

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