久々に eyeOS をインストールした話で「誰かに使ってもらうには英語がネック」と書いたが、実はと言うかやはりと言うか、日本語化できることがわかった。"Applications" の "Install Apps" ボタンから起動する "Packages Manager" で、"Update" ボタンをクリックするとインストール可能なパッケージが一覧表示されるので、この中から「日本語 (Japanese)」を選択して "Install" する。バージョンが "1.8.0.3 - 1" とあるので少し古いが、気にせず強行。"Preferences" → "Language" で「日本語 (Japanese)」を選択してログインし直すと、変更が反映される。
ただ日本語パッケージのバージョンが微妙に古いせいか、単にこう言う物なのか、確かに所々日本語表記になってはいるが、これを以って「日本語化」と言うには苦しい気がするな・・・。
まァ日本語化しなくてもファイル名やフォルダー名、作成するデータ内に日本語は使えるので実用上問題はないとは言え、他人に使ってもらうことを考えれば、メニューの一部でも日本語表示になっていた方がいいだろう。
ところでかつて Web OS と言うジャンルには、商用/非商用、サーバーインストール型か ASP 型かを含めて StartForce、Glide、Craythur、ORCA、YouOS、Desktoptwo、Xindesk 等多くのプロジェクトがあったが、久々に探してみるとプロジェクトが終了していたり、ドメインがなくなっているものもあった。2年近く忘れていた eyeOS が何事もなかったかのように生き残っていたのは、当時の選択がラッキーだったのか。あまり考えたことはなかったが、実は Web OS は厳しい世界だったのかもしれない。
やはりこのジャンルは、「PC のデスクトップを目指す」→「頑張って開発」→「そこそこ完成度の高い Web OS ができる」→「でも PC より微妙に、または格段に劣る使用感や機能」→「これなら PC の方が断然便利」→「使う意味ねーわ」と言う流れから抜け出せない宿命なのか・・・。結局ブラウザーの中で動作することの制約からは逃れられないし、そもそもブラウザーを起動するには PC が要る。真正面から PC のデスクトップに挑んでも勝算が薄いのは明らかなので、例えばファイル共有専用とか、アプリケーション配信用のプラットフォームとか、他にパッと思い付かないが(苦笑)用途を限定して特定の機能に特化した方が、「PC みたいに使えて超便利」よりは可能性があるのではないかと思う。
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