VMware Server 1.0 による現行 VM ホスト機の VMware ESXi 4.0 への移行前段階として、現在構築中の新ファイルサーバーに VMware Server 2.0 をインストールした。ESXi をメインにしつつ VMware Server 2.0 でも HA クラスタリングのスタンバイ側等、あまり負荷が高くない仮想マシンを何台か稼働させれば、「親亀がコケて一網打尽」と言う、現在のけっこう致命的な SPOF が解消できるはずだ。


Windows 版の VMware Server 2.0 は以前にインストールして、「何だこりゃ、重いわ鈍いわで使えねーぞ」と即座にアンインストールを繰り返すこと 3度。3度目のときに「重い鈍い」の原因である Tomcat を常時稼働させておく必要がないことに気がついたものの、やはり 2.0 から導入された Web インターフェイスである VMware Infrastructure Web Access が好きになれず、1.0 に戻してしまった。

しかしいつまでも旧版にしがみついているのもカッコ悪いので、今回はホスト OS 型の VM ホストは VMware Server 2.0 を使うことに決めた。

そうと決まれば、淡々と Linux 版をインストールするだけだ。ホスト OS は 2枚の NIC をボンディング (balance-alb) で束ねた CentOS 5.3 (後に NIC 絡みで問題発覚)。1.0 時代も RPM ではなく tar.gz を愛用していたので、同様に今回も VMware-server-2.0.1-156745.i386.tar.gz を展開し、インストール・スクリプトを実行した。

# tar xvfz VMware-server-2.0.1-156745.i386.tar.gz
# mv vmware-server-distrib vmware-server-distrib-2.0.1 ← バージョンがわかる名前にリネームしておく
# cd vmware-server-distrib-2.0.1/
# ./vmware-install.pl

あとはほとんどデフォルトのまま、"bridged network for vmnet0" に関連付けるインターフェイスを従来の eth0 ではなく、ボンディング・インターフェイスの bond0 にした (そしてハマった話は後日)。終盤でシリアル・ナンバー (無償ユーザー登録で入手可能) の入力を求められる。

問題の VMware Server 2.0 の Web インターフェイスは、こう言うもんなんだと半ば諦めながらしばらく触っていると、それほど気にならなくなって来た。VM やリソース管理に関しては、明らかに 1.0 より詳細な情報が得られるし、Datastore の採用等、ESXi (と言うか vSphere Client) での管理に近付いている。何だかんだ言って、やはり新バージョンだ。また「重いから起動させない」と言うのはあくまでも常用する Windows クライアントの話で、Linux ホスト上で VM ホストとして常時稼働させる場合は、Web インターフェイスは必須になる。

尚、VMware シリーズの仮想マシンには「世代」がある。VMware Server 1.0 のゲスト OS の世代を表す "virtualHW.version" は 4 で、VMware Server 2.0 や移行予定の VMware ESXi 4.0 は 7。少々開きがあるが下位互換性もあるため、VMware Server 2.0 では第 4世代の VM もそのまま問題なく稼働させられた。VM の世代は管理画面上でコンバートできるが、まだ急遽 VMware Server 1.0 に戻す必要に迫られる事態も起こらないとは言えないので、VMware Server 1.0 が姿を消すまでコンバートはお預けだ。

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